次の仕事はAV撮影 着エロビデオ 悪魔の罠 

次の仕事はアダルトビデオの撮影、20歳のA子さんがその事実を知ったのは、プロダクションの事務所で台本を手渡されたときだった。

驚いてすぐにプロダクションを辞めたいと申し出ると、プロダクションのマネジャーから「契約した以上、現場に行って貰わなければ困るんだよ、わかってるよね」「どうしても嫌なら違約金100万円払ってもらうよ。現金用意できるのか?」とどう喝された。
それでも断ると「契約書」「違約金」を盾に「親にばらすぞ」「学校に知れてもいいんだな」と脅された。

A子さんは高校生のとき駅前で「タレントに興味ない?」とスカウトマンに声をかけられた。
スカウトマンからサクセスストーリーを聞き、信じてしまいタレント活動をするための契約書に署名・拇印した。
実績のあるプロダクションは、未成年と契約するときは親の同意を得るが、このプロダクションは親の同意は求めなかった。

仕事は着(ちゃく)エロ【服は着ているが、バストや性器を強調する映像】の撮影だった。
この仕事さえ済めば辞められるという思いと、身の危険を感じるできごともあったので、A子さんは撮影を承諾した。 

撮影では、台本通りのセリフやポーズを指示され、初めて会う男性とのセックスを何度も強要された。
撮影は翌日も続きA子さんは「陰部に激痛を感じる」と訴えたが、無視されそのまま撮影は続いた。
撮影後のA子さんへの報酬も一切なかった。

その後も、「AVの仕事は、どうしてもやめさせてほしい」と懇願したが、「あと9本撮影しないとやめられない」「嫌なら1000万円を払ってもらうぞ」とどう喝されたのだ。
A子さんは撮影初日の夜、新たな契約書にサインするよう指示され、サインしていたのだ。
撮影直後ショックで放心状態になり、抵抗する力も思考力も奪われ、そんな状態の時に「AV10本の撮影」の契約書にサインさせられていたのだ。
あと9本撮影しないと契約不履行で違約金が発生するという悪質極まる言い分である。
A子さんは「死にたい」とまで思い詰めるようになった。

そんな時インターネットで支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会」を見つけた。
そのサイトには「AV出演の契約は効力を持たず、違約金を支払う義務はありません」と書かれていた。
A子さんはすぐに「AⅤの仕事が断れず困っています。助けてください」とメールを送った。
夜中の2時過ぎだった。

15分後、相談員から返信が届き事態が急展開した。
相談員と弁護士の支援でプロダクションとの契約解除の手続きを取った。
すると、プロダクションは、「違約金2460万円を支払え」と逆に提訴してきた。
1000万円から、さらに倍以上に金額が跳ね上がっていた。ふざけた話だ。

この訴訟の判決が昨年9月に東京地裁で確定した。
裁判長は「AVの出演は、出演者の意に反して、従事させることが許されない性質のもの」と指摘し、出演者が嫌だと明確に表明すれば、すぐに契約は解除できるとの判断を示した。
AV出演の拒否について「債務不履行による損害賠償義務を負わない」とし、プロダクション側の請求は棄却された。

この裁判が画期的だったのは、被告のA子さんが裁判所に一度も出廷する必要がなかったことだ。
被告女性が出廷を望んでいなかったため、弁護士が手続きし、裁判長も「その必要はない」と判断したのだ。

「ポルノ被害と性暴力を考える会」はインターネットメディア記事やブログに「AVタレントの契約実態」を書き込み、「契約は解除できるから相談してほしい」と呼びかけてきた。
男女100人をこす人たちが救済と支援を求めている。

世の中には悪い奴らがたくさんいます。
騙される人が悪いと言う人もいますが、悪いのは騙す方です。
こういう契約は親や友人や信頼できる大人に相談して同席して貰わないと安心出来ません。
それこそ契約時に弁護士立会にすればいいのでは。
そのときは弁護士の先生方、料金を大幅にまけてあげて人助けしてくださいネ。





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