賛否両論 揺れる温泉の街 パチンコで生活保護を停止した別府市

日本一の湧出量と源泉数を誇る温泉の街、大分県別府市で生活保護費の受給中に複数回パチンコに行った事を理由に、生活保護支給額の大半を1ヶ月間停止していた事が判明した。

別府市は定期的に、パチンコ店や市営別府競輪場などに生活保護受給者がいないか調べて回っていた。
昨年10月の調査で、受給者25人の生活保護受給者を発見。

そのうち数人が調査中に複数回パチンコ店にいたとして、6人に1ヶ月間支給額の大半を停止していた。
厚生労働省は「調査は適切ではない」としているが、市は支出の節約に努めることなどを求めた生活保護法と説明している。

担当者は、「他の納税者から苦情も多く、法の趣旨に反する人がいれば厳しく指導せざるを得ない」と説明している。
受給開始に際し、「遊技場に行くのは慎むとする」という趣旨の誓約書を取っていることも理由に挙げた。
市長は「誓約書は支給の条件にはしていないし、巡回調査は25年前から行っている」と話している。

別府市は人口12万人の街で、生活保護受給者の受給率は3,27%で生活保護受給者は約4千人に上る。
市民1千人当たり約32人で、大分県平均(約17人)の2倍近くとなっている。

別府市民の反応も様々で、「厳しく取り締まって当たり前」「コツコツ働いて税金払っているのに税金の無駄使いにつながる」「パチコに数回行ったくらいで生活保護停止は行きすぎ」「娯楽という観点で言えば温泉にも行くなという事か」などと賛否両論である。

地元の弁護士は、「明らかに憲法違反、国民の権利に反する」としている。

★大分県別府市  

温泉の湧出量は日本一であり、世界的にもアメリカのイエローストーンに次ぐ世界第2位の湧出量を誇っている。
源泉数は2000以上を誇り国内1位だけでなく、世界でも第1位となっている。

別府の温泉は単純温泉や炭酸水素泉など11種類に分類される泉種のうち、放射能泉を除く10種類の泉種を湧出している。

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