糖質制限ダイエット 第一人者急死 問われる安全性とそのリスク

ご飯やパンなど炭水化物を控える「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られたノンフィクション作家、桐山秀樹氏が心不全のため61歳で急死した。


桐山氏の死因と糖質制限との関係は定かではないが、専門家からは、極端な糖質制限を行うリスクの高さを指摘する声が上がっている。


糖尿病治療が専門の京都市の高雄病院(江部康二医師)が提唱している、糖質をコントロールする「糖質制限食」は、糖尿病の食事療法のひとつとで、糖質の摂取を抑えて食後高血糖を防ぐというもの。


同病院推奨の「スーパー糖質制限食」では、13食すべて主食抜きで、米類やめん類、パンといった主食を抜いておかずばかりを食べるようにする。


米類やめん類、パン、ジャガイモなど炭水化物といった糖質だけを控えれば、肉や魚は制限なく食べてもよく、カロリー計算もいらないという手軽さから、糖尿病患者だけでなくダイエット希望者にも人気となっている。


桐山氏は糖質制限食の実践者として、中高年向けのダイエット本を多数出版し、週刊誌などでもその効果について「医者いらずで糖尿病を克服し、メタボからも脱出できた」などと語っていた。


高雄病院の江部医師は、桐山氏の急死を受けてテレビの取材に応じ「2013年10月に米糖尿病学会の栄養療法に関する声明が改定され、糖質制限食が正式に糖尿病の治療法として認められた」と説明した。


日本糖尿病学会は、2013年に「カロリーを制限せずに炭水化物のみを極端に制限することは、安全性を担保する科学的根拠が不足している」と指摘している。


朝の情報番組「とくダネ!」では、10年前に糖質ダイエットを実践したというRサイエンスクリニック広尾」の日比野佐和子医師が経験を語った。



3か月で15キロ減量し、3年ほど「糖質制限ダイエット」を続けていたら、朝目覚めると右腕と右足が全然動かなくなったという。

MRI(磁気共鳴画像)検査の結果、「一過性の脳虚血発作」と診断され、脳の細い血管が詰まり、脳梗塞の一歩手前だった。


日比野医師は「野菜を食べていなかった」と当時を振り返えり、「バランスの悪い食事が、こうした事態を招いた点は否定できない」と語った。


そのうえで、糖質を一切とらないという過度なダイエット方法は、リスクが高いと疑問を呈した。


極端な低炭水化物食のために高脂肪食になり、動脈硬化を招きかねないと警鐘を鳴らしている医師は多いようだ。


主食(米類、めん類、パン類)と油物を取らないダイエット方は、ダイエット業界や痩せる事を主にしているエステなどでは、昔から良く行われている。


ダイエットサロンなどでは、「痩せるコンテスト」に出場する会員に対しては、コンテストの2~3ヶ月前から「糖質制限の食事」を推奨するのは良く知られた話しである。


最近話題の2ヶ月で激変するボディが手に入る?ライザップのサイトでも、「糖質の取りすぎは脂肪が付く」、「週二回のトレーニングと食事制限で・・・」

ライザップでは、会員のリバウンド率(ライザップ終了1年後にライザップスタート時の体重より増加した人)は7%、また、ライザップ終了1年後の平均体重増減は、ライザップ終了時の平均体重は62,64キロで、ライザップ終了1年後の平均体重は64,38キロヘと増加していると発表している。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック