韓国の葬儀屋元社員 死人体験で高校生を自殺から救いたい

韓国のJeong Yong-munさんは、死人体験を通して若者を自殺から救おうとしている。

彼は元葬儀屋の従業員で、彼の呼びかけにより自殺願望がある学生たちが集まった。


「死ぬとはどういうことなのか自身で経験してみましょう」という企画で、学生たちは遺言や愛する人たちへの別れの手紙を書いた後、死に装束に着替え自身の写真が入ったフレームを胸に棺桶に横たわった。

そして、蓋をしめて10分間ほど暗闇の中で横たわっていた。


彼は参加した学生たちに「困難は人生にはつきもの、困難な時でもそこに喜びを見いだせるよう努力するべきなのです」と話している。


棺の蓋を開け、起き上がった学生たちに「死とは、生とはどういうものなのかがわかりましたか? 人生は闘いです。生きて真っ直ぐ前を向いて歩くしかないのです」と声をかけた。


韓国は自殺率で世界ワースト2位で、毎日40人もの人が自殺しており、自殺者はここ20年で4倍以上に増えている。


受験や就職におけるプレッシャー、親の重すぎる期待が、韓国の学生の自殺の原因と言われている。


韓国の教育省は「自殺願望」を思わせるような、キーワードが使用されているSNSの書き込みやメールを徹底的に検閲し、必要であれば保護者に警告すると発表している。


韓国は根強い学歴社会で、ソウル、延世、高麗のトップ3大学を出た、0.1パーセントにも満たない者だけが勝ち組となって社会を牛耳っている。


そのため、韓国では学習塾が大繁盛で、学校は午後4時に終わるが、深夜11時くらいまで塾に缶詰めになっている子も多い。


韓国では、小中学校、高校入学時には基本的に受験がない。

高校3年生の11月ごろに「大学修学能力試験」を受け、その成績によって受験大学を選び、年明けから始まる各大学の入学試験を受験する。


大学の入学試験では面接、高校の内申成績、各大学独自の評価方法で入学を判定する。

入学採点の割合は「大学修学能力試験」の成績が約6割を占め、「大学修学能力試験」での失敗は大学受験失敗に直接繋がってしまう。


そのためか、「大学修学能力試験」に失敗し志望の大学へのキップを手に入れられなかった高校3年生による自殺が11月に集中しているという。



★延世(ヨンセ)大学

高麗大と並ぶ韓国の2大私立大学。

ソウルの西北部に位置し、1885年、プロテスタントの宣教師によって設立された。日本でいうと、慶応大学のような位置づけだと言われている。


★高麗(コリョ)大学

ソウル特別市城北区に位置し、前身は1905年に設立された専門学校で、1946年総合大学として創設された。日本でいうと、早稲田大学のような位置づけだと言われている。


★ソウル大学

ソウル市冠岳区に位置する1946年に設置された国立大学。

日本でいうと、東京大学のような位置づけだと言われている。

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