学習塾のベテラン講師の話「子どもをやる気にさせる魔法」

ある学習塾のベテラン講師が「子どもをやる気にさせる魔法」という話をしています。


★意欲


子どもさんの見える場所、聞こえる場所で、仕事での不満、世の中ヘの不満を喋っていませんか?


子どもたちは限りない自分の可能性を信じて生まれてきます。


どんな夢でも自分は成し遂げることが出来ると信じているのです。


そんな夢は叶うという思いを、いつから信じられなくなり、諦めていくのでしょうか?


きっと周りにいる大人たちの、不満や愚痴を聞き続けることが原因なのです。


少なくとも親は、そんな子どもの意欲を失わせてしまう状況を作ってはいけないのです。


どんな些細なことでも、子どもに親である自分の夢を語る機会をどんどん作ってください。


そんな親の夢を聞く子どもたちは、自分の夢も実現できるのだと信じ頑張っていけるのです。



★比較


子どもさんの成長をしっかりと見つめてあげていますか?


子どもさんの成長をはかる基準が間違ったものになっていませんか?


成長の基準は子ども自身です。

昨年と今年の子どもさん、先月と今月のこどもさん、先週と今週の子どもさん、昨日と今日の子どもさんです。


そういう見方をしていれば成長の喜びに満たされてくるはずです。


自分の子どもと他人の子供を比較したり、兄弟姉妹と比較したりすると、怒りや焦りや悲しみが生まれてしまいます。


そんな比較することに意味のないものと、比較してはいけないのです。


そんな間違った比較をするから、子どもは傷つき苦しむことになるのです。


見つめてあげましょう、子どもさん自身を。



★失敗


失敗しない人間はいません。


親も成長する中で数えきれない程の失敗を繰り返し、それを経験として積み重ねてきたことで今があるわけです。


にもかかわらず、わが子には完璧を求めていませんか?


ほんのささいな失敗でも失敗したことを責めていませんか?


いくら失敗したことを責めても、その失敗が帳消しになることはないのです。


きっとそんな場面で子どもたちは心に深い傷を負うのです。


失敗したら、大きな経験ができたんだ、子どもはひとつ成長したと喜びながら見守ってあげたいものです。



★時間



子どもは放っておいては育ちません。


子どもを育てるということは、親も親として育って行くことだと思うのです。


教育という言葉がありますが、本当は共育ではないかと思います。


親も親の経験は初めてなのですから、子どもを育てながら悩み、喜び育っていくものだと考えたら、気が楽になりませんか?


子どものためにどれだけの時間を使ってあげられるかだと思います。


子どもと同じ時間を過ごす、子どもと同じ事を考え悩む、子どもと同じ喜びを感じる、そんな時間の積み重ねが子どもの中に自覚や責任感が生まれて、子どもたちはだんだんやる気になってくるのです。


放っとかれてガミガミと文句を言われたら、やる気も失せてしまいますよ。



★激励


スキーのジャンプの選手はスキーで滑ることから練習を始めます。


水泳の選手は水に顔をつけて怖さを克服することから始めました。


F-1ドライバーは運転免許を取得することから始めました。


どんな世界でも初めの一歩から、コツコツと努力を重ねることで、一流と呼ばれるようになるのです。


子どもさんは今、初めの一歩を夢に向かって踏み出しているのです。


その一歩は目指すも夢からは程遠いものかもしれません。


でも子どもははっきりと自分の夢が見えているのです。


そんな子どもさんに「そんなんじゃダメだ!」なんて言ったりしていないでしょうね!


励ましてあげてください。


励まし続けることで、一歩一歩諦めずに進むようになるのです。



★親の勉強


して見せて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かず・・・と言われています。


家の中で、言ってさせるだけになってはいませんか?


一方的な言葉で押さえつけようとしても、反発の心が芽生えてしまうだけです。


一日の中で子どもさんの良いところを見つけて、褒める言葉をかけていますか?


親は学校の勉強は終わりましたが、今、親の立場で子育ての勉強をしているのです。



★目線


子どもと会話をするとき、しっかりと目を見て話し、子どもの話を聞いていますか? 


子どもたちは夢中になって何かをやっている時は、目をキラキラ輝かせながら話をします。


そんな目の輝きを毎日見ていますか?


頑張れていない子どもは、目を合わせようとしなくなります。


自分で頑張れていないことが分かっていて、それを隠したくて、ごまかしの言葉や言い訳を言うようになります。


目を合わせない会話は言葉だけが通り過ぎていき、心の通わない会話になってしまいます。


子どもが背中に話しかけてくるときは要注意です。



★目標



親子で子どもさんの将来についての話し合いはしていますか?


親の希望だけを押しつけて、子どもの夢を聞いてあげないと、子どもは完全に意欲を失ってしまいます。


話をする事が大切です。


親の希望を通すために説得するのではなく話し合うのです。


話し合う場面を重ねていくことで、親子の向かう方向がだんだんと見えてきます。


そんな時に子どもの心に、自分がやることがはっきりと分かってきます。


目標を持つには、理解し納得するための時間が必要です。


山の頂上に、素晴らしい景色が広がっていることを知り、それを見たいと思うから一歩ずつ登って行けるのです。


何も分からずに山に登れと言われても、一歩を踏み出す気にはなれないのです。



★言葉



「これをやってしまわなければダメですよ!」と言われるのと、「これをやってしまうだけでいいんですよ」と言われるのを比べて、自分が受け取る印象はどうでしょう?


やってしまう、ということは同じなのに、後者の方が気楽に取り組めるように感じませんか?


子どもたちに勉強のことを言う時には、言葉づかいに気をつけて欲しいものです。


テストの前に、「範囲をしっかりやっておかないと良い点数が取れないよ」と言ってプレッシャーを感じさせるより、「範囲をしっかりやっておくだけで良い点数が取れるよ」と声をかけるだけで、やることが簡単に感じられて効果が上がるのです。


「80点取りなさい」より「20点間違っていいよ」と言われた方が気が楽で嬉しいですよね。


★まなざし


あなたの子どもさんが生まれて、すやすやと眠っている寝顔を見たときの事を覚えていますか?


目が見えるようになって、自分の顔を見て初めて笑ったときの事を覚えていますか?


初めて寝返りをうったときの事、初めて自分で立ち上がった日の事、初めて言葉を発した日の事を覚えていますか?


きっと親として喜びに満たされたことを思いだせるでしょう。


子どもたちは今日も成長しているのです。


変化しているのです。


そんな変化を見逃さないように、子どもを見つめていれば喜びに満たされるはずです。


そんな温かい親のまなざしに満たされることで、子どもたちは元気になり、やる気になることを知っておいてください。

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