大金持ち暴言王 トランプ旋風 トランプ米大統領? アメリカ崩壊?


ドナルド・トランプ氏が大統領になったらアメリカはどうなるのか!?

米大統領選の共和党候補指名争いで大金持ち暴言王、ドナルド・トランプ氏(69)が、米共和党大統領候補指名レースのトップを突っ走っています。


政治的社会的にはタブーとされている人種的偏見や、他候補への中傷を平然と言ってのけるトランプ氏ですが、中西部、南部を中心とした白人低所得層からは、「我々の本音を代弁している」として圧倒的な支持を得ています。


一方で、リベラル派知識層からは、その知性のなさをあざ笑われており、米国内の知識層に多い政治的潔癖主義(人種別、性別などの差別廃止支持者)から見ると、トランプの発言は完全にその常識を逸脱しています。


以下、物議をかもしてきたトランプ氏の発言


★「(金正恩氏について)彼は頭がおかしいか、さもなければ天才だ」

★「オバマ大統領は、アフリカ生まれではないか」

★オバマ氏主導の医療改革(オバマケア)について「俺が大統領になったら、すぐやめる。」「俺にはもっとすごい案がある」

★「わが国の歴史上最悪の国務長官だった。」「彼女は負ける。そして負かすのは私だ」(ヒラリー氏について)

★「メキシコ人はアメリカに犯罪や麻薬をもたらし、メキシコ人は犯罪者だ。もちろんいいヤツもいるが、メキシコ人が来ないように国境に万里の長城を築いたらいい」


米大統領選の天王山「スーパーチューズデー」で、南部ジョージアなど7州で勝利し、共和党指名争いでの優位をさらに固めたトランプ氏ですが、もし、彼が大統領になったらアメリカはどうなるのでしょうか?


トランプ氏は、現オバマ政権の弱腰外交や移民政策、過激組織「イスラム国(IS)」対策を批判しており、米国内の雇用確保・移民排除・強硬な外交・各国との安全保障協定の見なおし、を主張しています。


トランプ氏は2月に行われたテレビ討論会で、「日本、韓国などを守ることなどできない」といい、米軍駐留経費の負担増を求めました。


「日本は甘えていて、沖縄県・尖閣諸島で不測の事態が起きても米国が助けてくれるはず、と思っている。だが、守ってほしいならもっとカネを出せ」という訳です。


中国との関係では、南シナ海問題で強硬な政策をとる可能性もあり、かってケネディ大統領がキューバ危機で海上封鎖をしたように、軍事基地化した人工島の海上封鎖でも検討するのではないか、と憶測されています。


また、演説やイベントでは、「米国は、日本との間でゾッとするような合意をした」「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は最悪だ」「米国を打ちのめす第一の方法は(貿易相手国の)通貨安だ」と話し、「(TPPを)ゴミ箱に捨てる!」と主張しています。


これは、TPPを「成長戦略」の切り札に位置づけている安倍晋三政権には、実に不都合なことになり、TPPをテコに規制緩和を進め、経済成長を目指してきた安倍政権は苦しくなり、日本経済にも大きな影響を与えそうです。


国粋主義者のトランプ氏は、オバマ政権が大統領令で導入した移民制度改革法案(一定の条件を満たす不法移民について強制送還せずに暫定的な滞在資格を与える大統領令)を撤廃し、数百万人に上る不法移民を強制送還すると表明しています。



また、「メキシコは不法移民として麻薬や犯罪人、婦女暴行犯を米国に送り込んでいる」「外国人労働者の流入が米国民の賃金を抑え失業を増大させている」と発言し、米国企業に対し米国民の採用優先を義務付けることを求めています。


国内問題では、最低賃金の引き上げに反対を打ち出し、労働コストの低い海外に移転した製造業の雇用を、米国に戻すことに注力すべきだとしていて、さらに、企業が高率の米国法人税逃れのため本社を海外に移転させる動きを阻止すべきで、法人税を引き下げる必要がある、と主張して、世界第2位の経済大国である中国がターゲットになるのは確実視されています。


もし、トランプ氏が米国大統領になったら、アメリカと世界の関係が大きく変わる可能性が高く、次期米国大統領は誰なのか、世界中が注目しています。



トランプ氏は、ペンシルベニア大学を卒業し、父親の不動産会社に入社し、1980年代に、ロナルド・レーガン政権時代の好景気を背景に大成功を収め、アメリカの不動産王と呼ばれています。


自己顕示欲が旺盛で、自らが運営する不動産に「トランプ・タワー」、「トランプ・プラザ」、「トランプ・マリーナ」、「トランプ・タージマハール」など、自分の名前を冠しています。


特に「トランプ・タワー」は、1983年に、ニューヨーク五番街のミッドタウン・マンハッタンの目抜き通りに建設され、高級アパートメントとショッピングモール、オフィスエリアを擁する複合施設です。


かつてはスピルバーグやマイク・タイソンといったセレブが入居しており、現在もNYヤンキースのデレク・ジーターや、ハリソン・フォード、ビヨンセなど数多くの有名人が住んでいます。


1980年代後半には、大手航空会社・イースタン航空のニューヨーク発のシャトル便路線網を買収して、自らの名を冠した「トランプ・シャトル」を興しました。


その後、他異業種への展開を進めたものの、88年~89年にかけて巨額の債務を抱え倒産危機を迎えましたが、会社の売却などで危機を切り抜けると、90年代後半から好景気を背景に復活を成し遂げ、マンハッタンに新たな高級アパートメントを多数建設し、ラスベガスやアトランティック・シティなどアメリカ中に多数のホテルやカジノをオープンするなど、再び「アメリカの不動産王」としての地位を取り戻しています。

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