パチンコに行きたかった 大阪・幼い子供たちを虐待したあきれた理由

「パチンコに行って負けた分を取り返したかった」それが、幼い子供たちを虐待していた理由でした。


2月13日午前9時ごろ、大阪府枚方市内の住宅街の民家から、「パパー 冷たい、寒いよ」と男児(6才)の泣き叫ぶ声が聞こえてきました。


子供の泣き声に気がついた近所の女性が様子を見に行ったところ、玄関に「留守にします」とノートをひきちぎったような紙が張らており、「これは大変なことが起きているのではないか」と思い、女性は大阪府警に通報しました。


大阪府警枚方署員が駆けつけ、無施錠の玄関から民家の中に入りました。

男児の泣き叫ぶ声がする浴室に向かうと、浴室の扉には、外側から金具(鍵の代わりとなるような)が取り付けられ、さらにその上からプラスチック製の結束バンドが何重にも巻かれていました。


浴室の中に入ると、男児はぬるま湯が張られた浴槽の中で、裸のまま震えていました。


閉じ込められていたのは男児だけではなく、署員が2階の和室を調べたところ、浴室と同様にふすまの木枠に金具が取り付けられ、結束バンドで固定されていました。

その部屋からは、小学3年の長女(9才)と次女(1才)が見つかり、排泄物用とみられるトイレ代わりのバケツも見つかっています。


この事件で枚方署は、母親(32才)と内縁の夫(28才)を逮捕しました。

2人は同署の調べに対し、「パチンコに行くために子供たちを監禁した。負けた分を取り返したかった」と、なんともあきれる身勝手な動機を供述しています。


この家族は、昨年12月ごろから現場の民家に住み始め、母親と内縁の夫はいずれも無職で、母親は知的障害があるために、生活保護を受けており、保護費はパチンコで使われていました。


男児だけを浴室に閉じ込めた理由については「以前、ライターを使って火遊びをしたことがあり風呂に閉じ込めていた」と説明しています。


近隣住民は以前からこの一家の様子に疑念を抱いていました。


警察に通報した女性は、自分の息子が監禁されていた長女と一緒の小学校で、「子供3人が外で遊んでいるのは見たことはあるが、長女が登校する姿を一度も見たことがなかった」と話していて、この家族は周囲から関わりたくないと思われていたようです。


母親と子供たちは以前枚方市内の別の家に住んでいて、平成25年と26年の2回、近隣住民から「子供の泣き声が聞こえる」と通報されています。


児童相談所の職員が家に出向き、母親と子供に話を聞き子供の体を調べたりした結果、虐待の疑いはないと判断し、一時保護などはしていなかったといいます。


今回の3度目の通報によって、長男の両肩には打撲痕が見つかっており、長女は「(2人は)これまでも朝から晩まで出て行ったことがある」と話していて、大阪府警は日常的に暴行や監禁を繰り返していた可能性が高いとの見方を強めています。


大阪府では今年になっても虐待事件が次々と表面化しています。


東大阪市では、同居する男児(5才)の顔を殴ったとして、1月末に傷害容疑で母親(28才)と交際相手の男(34才)が逮捕されました。

2月には大阪市此花区のマンションで生後2カ月の長男に暴行して死亡させたとして、傷害致死容疑で父親(22才)が逮捕されています。


大阪府内では児童虐待は深刻な問題で、平成27年に府警が児童相談所に通告した18歳未満の子供は3033人で、過去最多を記録しています。


大阪府民の危機意識は高まっており、児童虐待通告数は全国最多となっていますが、それだけ児童虐待が多いということで、大きな社会問題になっています。

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