AV男優詐欺 捜査員もビックリ!狡猾な手口 違約金被害の全貌

アダルトビデオに出演した女性が、悪徳プロダクションに騙されて被害に会うという事件はよく耳にしますが、なんとAV男優も被害にあっていました。


大阪府警は、昨年10月に詐欺未遂の疑いで20代の男女7人を逮捕しました。

容疑内容は、架空のAV撮影で男優を募集し、わざと性行為をできなくさせた上で、損害名目の現金をだまし取ろうとしたこと。


このAVだまし撮り詐欺事件は、逮捕された男たちが昨年の6月に大阪市内のビジネスホテルで、男優役に応募してきた20代男性(当時)に、契約書を書かせたところから始まりました。


その契約書の条項に、「台本通りセックスできなかった場合には、損害賠償金を支払う」という項目があり、これが詐欺事件の引き金になっていきます。


ホテルには、監督役の男やカメラマン役の男、女優役の女と、助手役の男2人の姿もありました。


女優役の女は、風俗店での勤務経験はありましたが、AV女優ではなく彼女の仕事は、「相手役の男優をSEX出来ない状態にすること」でした。


撮影が始まると、女は手や口を使い、男性を何度も果てさせて、性行為を続けられないように仕向けたといいます。


男性は休息を取りながら、体力の回復を待ちましたが、男性の体力はSEXができるまでには回復せず、男性が「これ以上演技できない」と伝えると、男らは契約書をかざして違約金を請求しました。


現金がないのならと、消費者金融から金を借りて支払うようすすめ、男性は男らに付き添われながら、ホテルから少し離れた消費者金融に向いました。


しかし、意を決して消費者金融のATM(現金自動預払機)前で警察に連絡し事件が明るみに出ました。


首謀者の男は、「大阪を中心に名古屋や横浜などで計100件近くやり、うち30~40件で応募してきた男性から現金をだまし取ったと」と供述しています。


また、首謀者の男は、ツイッターで「今日1日の利益。銀行いこ。」のタイトルで、財布に入りきらないほどの札束の写真とともにつぶやきをアップしており、AV詐欺についても、犯罪ではないかと気乗りしない仲間に対して、「弁護士にも話をしているから大丈夫」と騙していたといいます


そのうえ、大阪市内で別事件を起こし、昨年8月には「わいせつ目的略取や強盗」などの容疑で逮捕されていて、悪質極まる卑劣な行為を繰り返していました。


事件を担当した捜査員も、AV撮影でその被害者が男性という異例の展開と、男優が撮影できなくなるように仕向ける秘策に、「長年、警察官をしているが、こんな事件は初めてだ」と話しています。


首謀者の男らは、男性のAV出演という後ろめたい気持ち(公になると)と、「役に立たなかった」事実を知られたくない気持ちを巧みにつき、女優役の女に「できなくなるまで果てさせる」という狡猾な手段で犯行を重ねていました。


捜査員は、男らは金を脅し取ろうとしたわけでなく、あくまで「契約書に書いてある」と迫り、「被害者が泣き寝入りする状況を作った犯行は悪質だ」と話しています。


詐欺事件に使われた契約書には、男優役が演じきった場合は謝礼として日当1万円が支払われる、となっていたそうですが、実際に支払われたケースは確認できておらず、「女優役のテクニックがすごかったのか」(捜査関係者談)のかもしれません。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック