弁護士局部切断事件 被害者・加害者・加害者の妻 三者三様の罪

昨年8月に、妻の浮気相手の男性弁護士の局部を切断するという、異常な事件が起きました。その戦慄の事件の第4回公判が18日、東京地裁で開かれました。


2015年813日、元ボクサーで慶応大法科大学院生の小番一騎被告(25)が、妻A子さん(26)の不倫相手である弁護士Mさん(42)を殴り倒し、枝切りバサミで陰茎を切り取った「弁護士局部切断事件」。


A子さんとMさんの出会いは2014年5月で、Mさんの務めていた弁護士事務所にA子さんが事務員(Mさんの専属事務員)として採用されました。


年末に二人は肉体関係を持ち、翌2015年の7月頃まで関係は続きました。

8月に入ってから、A子さんに心境の変化が起きたようで、事務所を辞めると申し出ますがMさんから引き止められて、仕事は続けることになりました。


その頃、A子さんは小番被告に「Mさんからセクハラを受けている」と相談していて、事務所の食事会で帰りが遅くなった日に夫婦ゲンカをし、そこで被害者と肉体関係を持った、と告白したといいます。


小番被告は、妻がセクハラを受けた上に無理やり関係を持たされた(犯された)と思いこみ、、Mさんに対して民事訴訟、刑事告訴、弁護士懲戒請求をすると言い始めました。


小番被告とA子さんは、新宿警察署に相談に行っており、小番被告が席を外した時に、「無理やり関係を持った事はない」と署員に話していて、被害届けを出すこともなく、小番被告の気持ちをなだめる?ために警察署に同行したようです。


この一連のA子さんの行動が事件の引き金になってしまいました。


その後の夫婦間の会話の中で、小番被告は徐々にA子さんが強姦されたわけではないと気づき始めたといいます。


小番被告の追及を受けたA子さんが、不倫関係について「拒み続けたよ。ただ、ネックレスのせいで拒むのが弱くなった」とか、「何度もやめてくださいとは言えていない」などと発言したために、「拒否してほしかった」、「また同じ状況になったらA子は、拒否できないんじゃないか」と思ったと供述しています。


この時点で、小番被告はA子さんが強姦されたわけではなく、不倫していた事実を把握していたにもかかわらず、真面目で思い込みの強い小番被告は、Mさんをセクハラで訴えることに懸命になっていきます。


Mさんを告発するためのシナリオを書いたのです。

「あなたは大変なことをしてくれましたね、A子に対する強姦行為」「周到な準備で拒めないようにして、ホテルで無理矢理姦淫した卑劣な行為」


A子さんが関係を拒ばめなかった理由についても、「セクハラ被害者、性犯罪被害者の心理そのものであり、周到に計画され犯罪」「絶対許さねえぞ」などと書かれていました。


このシナリオの内容をA子さんがMさん送信したことで、戦慄の事件は起こってしまいました。


小番被告は自身でMさんにシナリオの内容を伝えるつもりでしたが、A子さんがMさんに勝手に知らせてしまったことで、その事を知った小番被告は、A子さんを連れてMさんの事務所に直行したのです。


A子さんは、シナリオを勝手に知らせてしまったについて、小番被告には誤送した、と説明していますが、Mさんに前もって知らせることで、対応する時間を与えたようです。


事務所に着くとMさんすでに出勤しており、小番被告はMさんを問い詰め、Mさんは落ち着いた態度で関係を認め謝罪しました。


Mさんが、「無理矢理という認識はなかった」と伝えると小番被告は激怒し、「とりあえず、56発ぶっとばしていいですか?」「僕は別に積み上げてきたものとかないので。」と言い、被害者の顎や右頬を左右の拳骨で数回殴打すると、Mさんは仰向けに倒れました。


小番被告は、はさみを取り出し、Mさんのズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみで切断したといいます。


Mさんは緊急手術を受けたものの、陰茎は根元から1cmほどしか残っていないそうで、正常な排尿は不可能で、定期的に通院・尿道口の拡張を必要とする状態で、陰茎再建を行わない限り、確実な排尿機能は望めません。


また、生殖機能は完全に失われ、性交ができるようになる可能性は極めて低いようで1年間の加療期間を要するといいます。


A子さんはエリート銀行員の娘で、兄が脳神経外科医、姉が早稲田大の院生という家庭で、本人も弁護士を目指していたようです。


2012年2月に小番被告と同棲を始め6月に結婚。

しかし、妻の収入のみの生活は、経済的に困窮して行き、結婚して1年もたたないうちに結婚したことを後悔していたといいます。


しかし、14年5月に被害男性の事務所で働き始めると、仕事が楽しくなり、被告に対して「猫と同じようにペットだと思えばいい。自分が働いて支えていく」と考えるようになったそうです。


A子さんは現在、「結婚前からの夢で一度はあきらめた海外の美術学校に行きたい」「(小番の)名字を変え、人生をリセットしたい」などと離婚を考えているといいます。


妻が不倫していたにもかかわらず「強姦」されたと思いこみ、相手の男性の局部を枝切りばさみで切断するという前代未聞の凶行に及んだ小番被告。


人妻に手を出してしまい不倫の結果、局部を切断されてしまい障害が残ってしまったMさん。


経済的に困窮した結婚を後悔し、自身も目指していた弁護士と不倫をし、夫(小番被告)にセクハラと嘘をつき、そのあげく局部切断という驚愕の事件の原因を作り、犯罪を犯した夫との離婚を考えている身勝手極まりないA子さん。


被害者・加害者・加害者の妻・三者三様の罪が、妻は不倫、夫は犯罪者、不倫相手は傷害者になるという最悪な結末を招いたのです。

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